終わる

誰もいない部屋 君の写真を探す
隣には見知らぬ影 明かり探して彷徨う

嗚呼 叫ぶ闇の中
ねぇ 答えて

テレビの赤い少女 私を責めて殺める
いなくなった貴方のさっきまでの温もり
揺れる音に犯され 窓の外の雪はもう
いなくなった貴方の体温に比例するわ

誰もいない部屋 寂しい少女の声がする
隣には貴方の残骸 白い服を着た君もいる

嗚呼 どうして 私だけ
ねぇ 答えて 

玄関の外では誰かがずっと待ってる
排気口を見上げて 揺れる貴方を忘れる
鋭い目に犯され 窓の外の雪はもう
いなくなった貴方の白い肌を思い出すわ