新都心

思い違いの日曜日
ほんの少しのキャラメルティー
さよならした君との未来 赤いハンカチーフ
昔のあの白い部屋は今は誰が住んでるんだろう
あの時言った言葉はもう取り消せないから

ラストシーンの人魚みたい 泡になって消えた
誰も覚えていなくていいから

雨降りのウィンドウ そっと指でなぞる
白い甘いタブレット 不安を消せる
未だに君の匂い ああ なんとなく
消えたくなるのはきっと病気なんだろう

線路沿いに咲くたんぽぽ
小さい頃は見とれてた
今はそっと横目で見てただ通り過ぎるだけ
君はいつも私の事 小馬鹿にしては笑ってた
壊れた受話器の先には きっとまだいるんだろう

逃げ込んだ先は溶ける程澄んだ空
少しまた生きれる そう思った

そっと眼をつむって 君が出した合図で
壊れたメロディー また 歌いだせるから
幸せの青い鳥 思い出してみる
明日にはまた歩き出さなくちゃならないから